シンデレラと魔法使い

3


****************


「よし、集まったな。」


目の前には、かぼちゃ、ねずみ二匹、蛇がいた。


「こんなの、どうするの?」


正直、ねずみと蛇がとてつもなく気持ち悪い…


「まあ、見てなって。」


レオは自信満々にいうとどこからか杖をとりだした。
そして、杖をかぼちゃたちに振り上げ、振り下ろすと同時に叫んだ。


「ラオレデンシ イアンレオ!」


レオが叫んだ瞬間かぼちゃたちが光をはなった。
あまりのまぶしさにおもわず目をつぶった私は、光が消えおそるおそる目をあけた。
すると、目の前には…


「馬車!?」


そう、かぼちゃは馬車に、ねずみの一匹は御者、もう一匹は馬。蛇は手綱になっていた…


「どうだ?すごいだろ。」


今の私の顔はきっとまぬけだと思う。


「…すご……ていうか、レオって本当に魔法使いだったんだ!!」


実は信じていなかった私は思わず叫んだ。


が、レオは気に食わなかったらしく私の足をおもいっきりふんだ。


「いだ!!」


地味にかなり痛い…
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