だぁーい好きっ♪♪

恋ツボミ


「「「あ・い・う・え・お・あ・お・!…」」」

…というわけで、初めての声だし。
屋外なので、他生徒の注目の的である。
や、やりづらい…

私はまた後悔の渦に巻き込まれていた。

………あ~~~っ///

「「「うえきや いどがえ おまつりだ!」」」

「はい、じゃー続けてジョギング!」

みんな、我先にと走り出す。
…手抜きとかしないのはいいんだけどさ…

「…はぁ…っ…はっ…。」

万年文化部だった人間にはきついな…。
太ってるほうじゃないけど、筋肉も無いからな…。

最後は倒れこむようにゴールした。
マジきっつい…。

すると、後ろから誰か来た。

「お疲れ。」

振り向くと、あの人なつっこい笑顔。

「やっぱり初めてだときついよなー(笑)」
「…そうですね。」
「………。」

あ゛…やっちゃった。
昔のクセだ。

弱かった頃、女子ににらまれるのが怖くて、男子に距離を置いていた。

「彩菜っち!」
「…は?」

彼はまた笑顔で…よくわからないことを言う。

「なんか、小さいから。タマゴッチ的な?」

…(≧ω≦)(怒)


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