見えないモノと、指の銃。


三枝と並んで歩きながら、
何故かそんな会話をしていた。


「そういや俺、チェンメ送った事無いな」

全部、止めてると思う。

そもそも、笑えるようなのしか来ないし。
だから呪われた覚えは無い。

っつーか、呪うの誰だ。


「妄想の産物……確かにそうですけど、
その妄想で、何かが生まれるかもしれませんよ」



人の想いって、結構怖いんですから。



その三枝の言葉が、妙に残った。

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