小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
4人の睨み合いって凄いんだ、なんて関心してる場合じゃない。





この睨み合いの原因は私だ。





いつまで続くの、私喉乾いたし、お腹もすいてきたんだけど、みなさん。





なんて声かけていいのか分からない。





「司はいつも狡い、夢子姫の一番近くにいる。」





そんなことはないよ、佑真。





「うん、俺もそう思う、愛子ママにも一番愛されてた。」





源之助が司を睨む。





そんなぁ、喧嘩なんかしないでよ。





お母さんは、司を特別扱いなんかしてなかったと思う。





司はいつも、みんなの事を考えている。





みんなの夢を応援する為に、司は高校を出て就職をすると言った。





司はいつも自分の事は後回しなんだから。





私はそんな司を、応援したいと思った。





でも、私のお願いのせいで、司に迷惑をかけてしまった。








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