小説家橘夢子と5人のイタズラ王子

イタズラな王子たち

田中君は又来ると言って帰って行った。


トラックの荷物は大きな冷蔵庫と、洗濯機と炊飯器。


後は5人分の布団と着替え。



「夢子姫の家広いね。」


無駄に広いだけ。


「二階はないんだね。」


この家は祖父母が住みやすいように平屋にした。


地震にも強いと祖父が自慢していた。


でも、祖父母はもういない。


広い台所に大きな冷蔵庫と大きな炊飯器を置いた。


今日の夕飯はカレーと唐揚げ。


そんなに食べれないけど。


食事前に部屋割りを決めようと思った。



「みんな居間に集合して、部屋割りとこの家で暮らすルールを決めるから。」



先ずは自己紹介から始めようか。


緊張するけど。










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