小説家橘夢子と5人のイタズラ王子
「夢子姫俺たちはみんな真剣な気持ちだから、俺たちは5人は堂々と戦う。」





ちょっと待ってよ、私の気持ちは?





私は5人の中から一人を選ぶなんて、絶対無理。





「これからは、ずっと一緒に住むんだから、俺たちの気持ちは知っててほしいんだ。」





何も言わせてくれない。





「僕は夢子が好きです。後11年待って、そしたら結婚して。」





11年待つと私は31才。





無理、無理、だよ。





11年待てないとかじゃなく、結婚するかも分からない。





「郁也はまだ小1だよ、結婚の事など考えなくていいんだよ。郁也が大人になれば、私はもう伯母さんだし、私の事など忘れてしまう。」





郁也の瞳から、大粒の涙が溢れた。





郁也何で泣くの!









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