私の14日間

 風呂を出て、豪の敷いてくれたふかふかの布団に潜り込んだ。

「おやすみ。」

「ありがとう。おやすみなさい。」

 そう言って豪と捺乃は隣の部屋に行った。

 こうして、過去であろうこの世界での一日目が終わった。

 いつまでこんな生活なんだろうか。目が覚めたら元通りなんてことないんだろうか・・・。

「・・・お母さん。」

 願うように、呟くように私は寝入った。
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