キケンなモトカレ《君を壊したい》
「ねえ、今日は……朋恵さんは…?」
「ああ、美沙と会うって言ったら
楽しんできて、って」
「…そう」
朋恵さん………。
彼の、……彼女。
私の事を彼のただの後輩だと
警戒もしない、大人の彼女。
「さ、行こうか」
煙草の火を灰皿で揉み消すと
彼はスッと立ち上がった。
そしてテーブルにある伝票を当たり前のように掴むと
レジへと歩き出す。
私もそんな彼に付いて立ち上がった。