キケンなモトカレ《君を壊したい》
サッサと歩き出す彼に

後ろから遅れないように付いていく。

彼は振り返って私を待ったり

ましてや、手なんて繋いだりは

もちろん、してくれない。


だけど、仕方がない。



そんな誠也も、二年前は

私をまるでお姫様みたいに

大切にしてくれていた。



二人の関係や、

彼の気持ちを、変えたのは

―――他の誰でもない。

私自身なのだから。





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