片想い。〜私の初恋と共に〜【実話】

1度だけ






ずっと話しかける勇気がなかった私に


神様は一度だけチャンスをくれた。






同じ班の男の子が休んだ日。



その子と家が近い子に、その子の連絡帳を渡すことに。



そして先生は……班長だった私にこう言った。






『家が近い子聞いたら4組の江崎君だって、江崎君に渡してくれない?』





――トクンッ




名前を聞いただけで反応してしまう私。



私が……届けるんだよね?



届けなきゃ……。




この強い意志は私が班長だから…?








ううん



江崎君に会いたいから。




< 7 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop