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次の日



クラスが何やら
騒がしかった



私は勇気をだして
優斗君の手の平に書いた



< な に か あ っ た の ? >



すると



「今度体育祭があるから
それの種目を決めてるんだよ」



優斗君は優しく教えてくれた



目が見えなくても


優斗君は誰よりも優しい






だから皆

優斗君に優しいんだ




優しい人には優しくしようって思うもんね



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