Voice
優斗君はただぼーっとしているだけ
私は勉強をしている
そんな時間が続いた
するといきなり優斗君が
「なんで俺って目が見えないと思う?」
そう聞いてきた
(…え、分からない)
「分からないよね、ごめんね変な質問して」
私は首を横に振った
すると優斗君はこういった
「ゆきちゃん、聞いてくれる?
俺が光を失った訳」
聞きたくない訳じゃない
でも…
優斗君が悲しそうに笑っていたから
優斗君の手を取って
優しく握った
そして優斗君は
話始めたんだ
光を失った訳を…