秘密のMelo♪y⑥*イギリス編*

…かっくんにまで言われた…。

いやっ。でも今に見てなさい!

きっっっとかっくんだって、産まれたら可愛くって可愛くってしょうがなくなるに決まってるわ!?

きっとそう…! うん…!


「じゃあ僕らそろそろ行くね」


「まお、楓に似ない子を産むのよ❤」


「ホンマに写真送ってぇな」


「うんっ(覚えてれば)」


「…おい。一つおかしいのあったろ」


地味ーなかっくんの突っ込みは完全に無視され、りんりんがひっしとあたしを抱きしめてから、三人は病室を去った。


「ばいばーい! 絶対会いに行くね」


きっと…近いうち。

会いに行くよ…。



「……」

「……」

「……」

「……」


「…飲むか?」


「…うん」


なんとなーくさみしくなったあたしをいち早く察してくれたかっくんが、飲んでいたジュース(シュンからの詫びの品)とあたしを見比べると、そのままジュースを差し出した。


「あ…飲める」


寝たからかな? それとも…認めたかないけど点滴のおかげ?

…いや! 寝たからよ!

もしくはあたしの回復力の素晴らしさのおかげ!?


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