堕ちても君と
控えていた悪魔がすかさず警告をする。






"危険"と判断された理由は、きっとルカの事だろう。






アレンは私に伸ばしかけた手を止め、後ろの悪魔を見やった。






そして、その悪魔を嘲笑うかのように言い放つ。






「俺がこんな下等天使の聖気で傷付くとでも?」






アレンは何事も無かったかの様に、滑らかな動きで再び私に手を伸ばした。






そして、顎を掴まれる。






触れられた瞬間ピリッと痛みが走ったものの、今は私の聖力とアレンの魔力が調和しているかの様に、私の体を暖かさが包んでいる。
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