堕ちても君と
よく分からない理由に首を傾げるが、確かにこの白い衣服は目立ってしまう。






「じゃあ…。有り難く着させていただきますね」






いつもより少し堅い笑顔を向け、アレンが立ち去るのを待つ。






…が、一向に動こうとせず私を見つめるアレン。





「…あの、」






「なんだ」






「着替えたいのですが…」





「着替えればいいだろう?」





何か問題でも?と言いたげなアレンの表情に、軽くため息を吐く。
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