名前も忘れてしまった



……涙が出そうになった。



私は弱い。弱すぎる。



でもね



明日も学校へ行ったら、私のことをあの紙に書いてあるように思われるのかと思うと



本当に涙が出そうになった。



なんの取り柄もない私。



せめて心は強くなりたい。



けど私は弱かった…。



こんなことでうじうじして、本当馬鹿みたい。



だからああいう風に思われるんだよ。



駄目だなぁ……私。






……いつのまにか、私の頬には涙が伝っていた。
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