輝り道‐ヒカリミチ‐
いじめと真実

あの日
琴理は
私の家に
泊まりに来ることになった

たくさんおしゃべりして
寝たのは、朝の、
4時頃だっただろう

この時は
楽しかったと思える
何もない
平凡な日々が続いてた



でも

琴理との学校生活は
そう長く続かなかった。

それから
1ヶ月ぐらいたった
ある日の昼休みだった

相変わらず
琴理と一緒にいて
皐月の隣で
陽樹の記憶も
回復しつつあった



「奈々緒、ちょっと。」

皐月からの呼び出し。
委員のことかな
そう思った…


皐月と2人、
屋上に来た

「あ、屋上でごめんな」
「うん、何?」

「あのさ、俺…」

はぁ…やな予感。
「早くしないと本令なるよ?」

「…おう。俺、中学ん時からずっと奈々緒がすきやった。付き合ってください。」

「…ごめん、私、好きな人いるんだよね。」

「おう。…でも、そいつの変わりでもいいから、付き合ってほしい」

「…そんなこと、出来ないよ。だって、皐月は私の中で、友達以上にはならないもん」

「…ん。そっかぁ。ま、仕方ねーか!じゃ、友達でいいから、今まで通り仲良くしてや!」
「そりゃ~もちろん♪」

「よかった、ごめんな、わざわざ呼び出して。」

「ほんとだよ~(笑)じゃ、教室戻りましょうか!」

キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン

「やっべ!本令やんな、これ?」
「あ~、また、居残りかぁ!」
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