輝り道‐ヒカリミチ‐
繋がりと変わらない気持ち



―――――――

今日はあれから
10年が経った、9月29日。

「理奈、理緒、パパ起こしてきて♪」

「「はーい」」

もうすぐ4歳になる、
元気な双子だ。


「ママ、パパ起きたよ~」
「ママ、乗っかったら怒られちゃった~」

「そっか~♪起こしてきてくれてありがと~ね。ってかもっと乗っかったれ♪」

――ゴンっ

「ィタタ…あ、陽樹、おはよ~」

「おはよ~…じゃなくて
奈々、
なんだよ、さっきの
教育に悪い言葉は~」

「へへ…。ごめん、ごめん。でも、ほら、早く行かないと、一番に行きたいんだからさ♪」

「はぁ、ったく~」



理奈と理緒の名前は
父である、
陽樹が
私と、琴理の名前を
くっつけて
つけてくれた名前。

“いつまでも、大好きな気持ちを忘れないように”
って、
ちゃんとした意味も
こもっている。


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