輝り道‐ヒカリミチ‐

手紙1




「ただいま~。疲れたわ~」

「理奈も~」「俺も~」
ハモる2人を
微笑ましく思いながら

私は

琴理の話を
してあげようと思った


「ママね、今から、大切な人の話をするから、ちゃんと聞いてくれる?」

「「うん!」」


「理奈と理緒が生まれるずっと前の話なんだけどね――――」










「―――そっか、でもちょっとしかわかんなかった。」
「理奈も~」

「うん」

「ママ、泣かないで。俺、ちょっとだけわかったよ!」
「理奈も!琴理ちゃんが大好きなんだよね?」

「うん!」
< 39 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop