誠-変わらぬ想いの果て-



「お前達が総司達に手の上で転がされるからだ」


「妥当な人選ですね」




側で聞いていた爺も斎藤の言葉に頷いた。




「新八さん達、ドンマイ☆」


「お前が言うか?

お前らが俺達を慰めるのか?」


「絶対間違ってるだろ」




永倉は頭を抱え、その場にしゃがみこんでしまった。


原田も頭をガシガシとかいている。




「そんなのはどうでもいいですから、さっさと行きますよ?」


「や、どうでもはよくないぜ?」


「俺達にとっては大事な…って、あれ?」




二人が振り返った時、すでに奏達の姿はそこにはなかった。


もう体育館の近くまでたどり着いている。




「おい、ちょっと待てよ!!」


「置いていくなよなぁ!!」




永倉と原田も追い付き、自分達のクラスの列の後ろ側に並んだ。


こうして粛々と式は進んでいった。


途中の校長やお偉いさんの長い話で寝てしまったのは仕方のないこと。


やむを得ない不可抗力だ。



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