i za be ra
「…あの…えっと…」

金髪の美しい少女。

彼女が、イザベラなんだろうか。

「ケケケ、ケイン・ジェイシーさんですか?」

「あ、はい。そうですが。」

「!! そうなんですかぁ? あ、初めまして。私、イザベラ・トーリスと申します~!」

いかにも、彼女がイザベラだった。

「美人じゃん、よかったね!」

「うっせえ。」

「あなたがイザベラさんね。私はラマン・ノークア!よろしくね!!」

「あ、はい…」

「わあ~!! やっぱり美人さん!!可愛い~!!い~な~金髪。わたし、ご覧のとおり茶髪なんだ~」

「え?そんなことないですよ~? ラマンさんも美人さんじゃないですか~!!」

「うきゃああ!! そんなことを美人さんに言われて、うれすぃーなー!」

あれ?なんか、僕はじかれてなくない?

僕が空気になりかけてるが、ラマンとイザベラは構わずしゃべり続ける。

女の子って、よくわかんないや…。





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