2人の陰陽師〔前半〕
「それよりルナ、蓮の腕治してあげてよ。痛そう」


そうだよ!その手があった。


治癒力を使えばいいんだ。


「蓮、怪我した方の腕出して」


「…?…あぁ」


蓮は、あたしが何をするのか分かっていないみたいで頭に?を浮かべてる。


あたしは蓮の怪我のところに手を近づけ治癒の術を発動させる。


蓮の傷口に光が集まり、治していく。



傷口がふさがったので手を下ろした。


「蓮、あとは大丈夫?」


この他に怪我をしてないか心配になった。


「大丈夫だ。ルナ、ありがとう」


蓮が微笑んだ。


あたしの顔は真っ赤。


心臓有り得ないほどドキドキしてる。



「どういたしまして…」


うつむきながらそう言った。


「さあ、帰ろっか」

「あぁ、もう花火大会終わったし。2人の邪魔したくないし。送ってくよ梨奈」

「ありがとう。太一」


そそくさと梨奈と太一は帰っていった。


手を繋ながら。



見事なバカップルぶり…。

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