金髪王子2
きっと、まだ駅への道を歩いてる途中だよね?
うちから大輔くんの家までは、約30分。
その頃、メールしてみようかな。
でも、さっき別れたばかりなのに、ウザいって思われちゃうかな……。
夕食とお風呂を済ませ、毎週見ている連続ドラマを、気もそぞろに流し見て、
自分の部屋に戻るとすぐに、私は我慢できずに、大輔くんにメールを送った。
『こんばんは♪
大輔くんの声が聞きたくなっちゃった(*^。^*)
今、電話しても平気?』