金髪王子2
「大輔くんさえよければ、また、まえみたいに……」
「みたいに?」
「一緒に帰ったり、デートしたり、メールしたり、電話したり……。
また、もう一度、ちゃんと付き合いたい」
緊張しながらそう言うと、大輔くんはホッとしたように微笑んで、顔を仰向け、目を閉じた。
そして、しばらくそのままの姿勢で、ため息をついたりしている。
あれ、もしかして、あきれた、とか?
大輔くん、ホント、ごめんなさい!
でも、お願い、もう一度私のこと、受け入れて?