金髪王子2

心の中で一生懸命祈りながら、見つめていると。


――コツン。


目を開けた大輔くんが、私の頭の上に、自分の頭を乗っけてきた。



「…………」



この状況は。

そんなに悪くはない……かな?


右半身で大輔くんの体重を受け止めつつ、考える。


ねぇ、大輔くん。

また私のこと、受け入れてくれる?


もう一回、お願いした方がいいかな?

それとも、しつこいって思われるかな?


うぅ、どうしよう……。



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