金髪王子2

首へ、


肩へ、


そして……。



ビクンッ!



俺の手が、胸をかすめたとき、それまでじっとしていた栞が、体を震わせ、パッと身を引いた。


おびえたように目を見開いて、俺を見る栞。




あ、ヤベェ!


あわてて、栞の体から手を離す。


つい、気持ちのままに突っ走っちまった。

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