部活探偵のツンデレ事件簿-タイム・トリッパー殺人事件-
「失礼します」

校長室にもう一人、若い刑事が現れた。

「どうした、何か分ったのか?」

「はい、凶器の指紋と昨日採取した指紋の中に一致する人物が居たそうです」

校長は、若い刑事の話を聞いて本格的に頭を抱えた。

校長が一番恐れていた事態だったからだ。




犯人は学校関係者。




しかも密室殺人等と言うトリックで罪を逃れようとしたのだ。

いや、世間に対して挑戦的な態度を取ったのだから世間の反応も気に成る処だ。
< 24 / 121 >

この作品をシェア

pagetop