ちぇりー・ぶろっさむ

付き合う…って何?!


―ガチャン

「あっ、おっはぁ♪やっぱり来てたんや!」

振り替えるとアヤがいた

「…教室に居なかったから?」

「ん~?ま、そんなとこ♪」


あたしが昨夜、
一生懸命考えたこと

アヤに
ぶちまけてみよう…

と、思った



「…アヤ、あたしさぁ、“付き合う”って分かんない」

「は?何が?…桜井のこと?」


「うん…。アヤは、ほら、居たことあったやん?まぁ、短かっだけどさ。」

「あ~。たっつんのヤツは、…あれは付き合ったうちに入らんやろ…」


…たっつん
ってのは、あたし等が
中1ん時の

アヤの彼。

…1週間も経たないうちに終わって


“別れた”

って聞いたときは
さすがに

“はやっ!!!”

とか何とか言ったのを
覚えてる…


「え、なんかアドバイスしてや!」

「え…と。普通でいいのでは…?」

「…いいのかぁ。普通で。なぁんか、友達とする事変わんない気もしてきた…!!」

「でも、気持ちの問題やん?」

「…アヤ。あんた、たまにはイイコト言うやん!た・ま・に・は♪」

「はぁ?たまには強調せんでえーわ!つか、うち、常優女!」

ちょこっと
真面目に言うアヤ…

「ぶははは!つか、や、優女て…!ぶは!…どこがや!あはは…」

「なっ//んな、笑うな!恥ずくなるやん!」

「な~にを!今更~」


―ガチャン

「ようっ!やっぱり来てたか♪」


レンが居た…

なぜか
恥ずかしくなって

思わず顔を背けるあたし…


あ~、くそ~!
全ッ然
普通ちゃうやん…




「オウ♪なした?」

酷く(?)ニコやかにレンが言った


あたしは
俯く…

ってか
変に意識しちゃってる自分が恥ずい…


そんなあたしを見兼ねて
アヤが
あたしの代わりにレンに言った

「あは♪オウ、桜井のこと、めっちゃ意識してるみたいやから♪つか、さっき“付き合うって何?”的なこと言ってたし!」


アヤ…

確かに、あたし、
アヤに言ったけど…!

言ったけど、
本人に言わんでよ~ !

< 6 / 14 >

この作品をシェア

pagetop