ちぇりー・ぶろっさむ
付き合う…って何?!
―ガチャン
「あっ、おっはぁ♪やっぱり来てたんや!」
振り替えるとアヤがいた
「…教室に居なかったから?」
「ん~?ま、そんなとこ♪」
あたしが昨夜、
一生懸命考えたこと
アヤに
ぶちまけてみよう…
と、思った
「…アヤ、あたしさぁ、“付き合う”って分かんない」
「は?何が?…桜井のこと?」
「うん…。アヤは、ほら、居たことあったやん?まぁ、短かっだけどさ。」
「あ~。たっつんのヤツは、…あれは付き合ったうちに入らんやろ…」
…たっつん
ってのは、あたし等が
中1ん時の
アヤの彼。
…1週間も経たないうちに終わって
“別れた”
って聞いたときは
さすがに
“はやっ!!!”
とか何とか言ったのを
覚えてる…
「え、なんかアドバイスしてや!」
「え…と。普通でいいのでは…?」
「…いいのかぁ。普通で。なぁんか、友達とする事変わんない気もしてきた…!!」
「でも、気持ちの問題やん?」
「…アヤ。あんた、たまにはイイコト言うやん!た・ま・に・は♪」
「はぁ?たまには強調せんでえーわ!つか、うち、常優女!」
ちょこっと
真面目に言うアヤ…
「ぶははは!つか、や、優女て…!ぶは!…どこがや!あはは…」
「なっ//んな、笑うな!恥ずくなるやん!」
「な~にを!今更~」
―ガチャン
「ようっ!やっぱり来てたか♪」
レンが居た…
なぜか
恥ずかしくなって
思わず顔を背けるあたし…
あ~、くそ~!
全ッ然
普通ちゃうやん…
「オウ♪なした?」
酷く(?)ニコやかにレンが言った
あたしは
俯く…
ってか
変に意識しちゃってる自分が恥ずい…
そんなあたしを見兼ねて
アヤが
あたしの代わりにレンに言った
「あは♪オウ、桜井のこと、めっちゃ意識してるみたいやから♪つか、さっき“付き合うって何?”的なこと言ってたし!」
アヤ…
確かに、あたし、
アヤに言ったけど…!
言ったけど、
本人に言わんでよ~ !