[短編] 空への手紙
知らない道へ私達を導く直輝さん。
緑道に入り、道はピンク色。木は緑色になりつつあった。
その景色がとても幻想的で、空もはしゃいでいる。
「このさきですよ。」
直輝さんが真っ直ぐ手をさした。
「いきましょう?」
私は歩いたが、直輝さんはおいかけてこない。
「…?どうかしたんですか?」
「ここからさきは、貴方だけで行って来てください。あ、空もです。」
ニッコリと微笑んだ直輝さん。
「…どうしてです…?」