青い海
「璃音!!嘘よね!?」
「本当だ!!」
「・・・なにが?」
優菜と紗琥が叫ぶ中、全然会話を聞いてなかったから理解できずにいる俺。
・・・ちょっとくらい聞いとくんだったな。
「コイツが『俺と璃音は恋人同士だ!!』なんて言ってくるの!!」
ゴメンナサイ ホントウデス でもそんなこと言う勇気がない。
「ほら、璃音は黙ってるじゃない!!嘘ってことよ!!」
「普通黙ってるのは肯定ととるだろうが!!」

ブチッ

何かが切れるような音がした。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ

「「え?」」
2人同時にこちらを向く。でも、もう遅い。

「朝っぱらからうるせーんだよ!!近所迷惑になるだろうが!!」

『そういってるお前が一番近所迷惑だ』というような目で見てくる。
「優菜」
「なぁに?」
「俺はお前の気持ちに応えることができない」
「なんで~?どうして~?」

ムカッ。

「それは・・・」
「それは?」
「・・・・・・俺は女だからだ!!」
「そんなことわかってるわよ」

「「はい?」」

紗琥と私は我が耳を疑う。
「それでも好きなのよ!!」
「「・・・・もしかしてレズ?」」
「違うわ!!」
否定してきても説得力な~し。
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