天使の羽根

「はい、れっきとした日本人ですが」

「は、はぁ……」

 穂高が喋ると一瞬身を引いたが、少しだけ安心した面持ちに変わった。

 それでも心底、信用したようには見えない。

 やはり「未来」という事を理解するには無理があるようだ。

 清と豊子は、苦笑いを浮かべて互いを見合った。


< 260 / 562 >

この作品をシェア

pagetop