天使の羽根

「だって、先に女を作ったのはパパよ、あたしだって遊びたい年頃に穂高産んじゃったし、仕方ないじゃん」

 いつも聞かされる言葉に穂高はげんなりと肩を落とした。

 父親の話をすると必ず出てくる『仕方がない』という史恵の言い訳が好きではない。

 確かに、たかだか十六歳で子供を産んだ事は早いと穂高は思っていた。


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