君も『ゆうき』俺も『ゆうき』
「なにが‘ちょっとな’よ」
そう言うと伊里加さんは
車からある物を取り出した
…モーニングスターだっけ?
棒と鉄球の間に鎖がついた
武器みたいなやつ
フォンフォンと伊里加さんは
それを回し始めた
「伊里加さん!
そんな今時バトルマンガ
にも出てこない様な武器
振り回すのやめて!!」
「問答無用!」
ブォンと空を切る音が
聞こえた瞬間
俺の頭にクリーンヒットした
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