甘く、優しく、ときには苦く


「二人きりだね!!」

「あ、はい・・・。」


やっぱり間違えた~。



「てか、仕事じゃないんだから敬語やめよう?
あたしの方が年下だし。」


「え、あ~確かに、そうだね。」

苦笑いを向けると、相手は満面の笑み。



「ね、ねぇ!!」

「なに?」


振り向いた彼女との距離。

近い。


さっきと同じように離れようとしたら
手首をつかまれた。


「え?」

「このままでいいじゃん。
なに?」

よくないよくない!
俺は全然よくない。

普段の数倍緊張してしまう。


「ごめん。俺がこの距離は耐えられないから。」

手首をつかんでいた手をそっと離させる。


自分から異性の手をつかんだことにまた赤面。




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