甘く、優しく、ときには苦く



・・・あれから
どれだけ走ったか

もうわからない。





気合い入れてヒールなんて履いてくるんじゃなかった。

それとも
普段からもっとヒール慣れしておいた方がよかった
と言った方が女としてはポイントが高いんだろうか。



8月の夜というのは
本当に嫌な感じ。

空気はじめじめして風邪も少ない。

街ゆく人たちはみんな少々汗ばんで
男は汗のにおい
女は汗を隠すために振りまいた香水のにおいであふれている。


はぁ、嫌だ嫌だ。

夏なんて・・・・・




でも一番嫌なのは

そんな暑い夜に
全力疾走している自分。



わたしが一番暑くるしいじゃん;





< 36 / 92 >

この作品をシェア

pagetop