甘く、優しく、ときには苦く
午後からの、わたしのテンションは最悪だった。
精神と肉体は比例する
っていうのは、本当みたいだ。
なんだか頭痛まで催してきた。
「顔色、悪いよ?」
里子が心配そうに顔をのぞきこむ。
「うん・・・ちょっと、頭が。」
「そっか。今日は早退させてもらったら?
もうピークは過ぎたし、あたしが陽菜の分も働くからさ。」
「でも、そんなだめだよ。
ただちょっと頭が痛いだけで。」
「ちょっとじゃないでしょ?
顔にまででてるんだから。
店長!!」
里子は勝手に店長を呼びつけた。
「ちょっと!里子~」
「どうしたの?」
「店長、鈴村さん、体調が悪いみたいなんです。」
「確かに、顔色がすぐれませんね。」
そんなに、悪いのかな。顔色。
「早退させてもいいですよね?」
「はい。今日はもういいですよ。」
わたしはそんなわけで、無理やり早退させられた。