僕らの約束
するとあっこが、
「泣いたら悪いのかよ。お前らは泣かないのか?お前らだって泣くくせに、奏多が泣いてるくらいでいじめんじゃねぇよ。お前らは泣いてよくて、奏多が泣いちゃだめって言う法律なんかねぇだろ。」
と強く言ってくれた。
もちろん僕をいじめていた友達は泣いて帰り、僕も嬉し涙を流していた。
「奏多もあんま泣くんじゃねぇよ。もし奏多がまたいじめられたら何度でも私が助けてやる。困った時は私を頼れ。私がずっと守ってやる。だから私の側を離れるな。」
「うん!や…約束だよ?ずーっと一緒にいようね!」