memory of heart
「なつはさん彼氏…いるんですか?」

なつはの顔は複雑そうな顔をしていた

「いるって言ったらウソになるし、逆にいないっていうのも気が引ける感じかな…?」

ああそうか、今わかった。泣きそうになったり、懐かしい気持ちになる理由。

雰囲気が彼に似ているからだ…。
彼には正直なことを話さないといけない気がする。
誤魔化したら何か大切なものを失ってしまいそう。
ここは…自分の正直な気持ちを言うしかない
私はゆっくりと息を吸った

「ごめん、単刀直入に言うと、あんたとは付き合えない」

曖昧なことを言って彼を困らせるより、本当のことを言って彼にはきっぱり諦めてもらいたい。

ゆっくりと顔を上げた。空には月が冷たく輝いている。春なのに空はまだ冬空のようだ
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