memory of heart
「じゃあまだオレにチャンスがあるってことですね」

予想していなかった言葉に私は彼を見た。

「そりゃ、彼氏がいたなら大分苦労すると思うけど…いないなら遠慮はいらないですね」

「あんた、バカじゃないの?相当の自信家なのね」

彼は笑った。さっきのような寂しい笑顔ではない、明るくて柔らかい笑顔だ。

「オレは必ずなつはさんの男になってみせますよ。今は無理でもいつか必ず」

おまけにどこかで聞いたような決め台詞を言われてしまえばもう何も言えない。

「面倒なことになってしまった気がする…」

何か言いましたか?と彼が言ったが私は何も言わずカメラを片づけ始めた。

「雲が出てきたから終わろうか」
「そうですね」
カメラをバックにしまい、私は立ち上がった。
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