アダルトチルドレン
恋愛依存
なんか、人が1人死んでいるのに人が死ぬ時って、悲しい…寂しいなんていってる暇なく、葬儀の準備やらなんやらで、あっけなく父親とはさよならした…

でも、何故か実感があんまりなかった。
それも父親が入退院をよく繰り返していたからかもしれない…

「パパまた入院してるんだね…」なんて気持ちで家族皆で死というものを受け止めてないわけではないが、気持ちの整理は、そんな風に思いながら時間に委ねる事にした…


父親が死んでから、1ヵ月くらいして、私達家族は普通の今までの生活に戻っていった…

普段が過酷な生活をしていたせいか何にも追われてない生活が、逆におかしく感じていた…


ある時、久々に買い物に行こうとした出先で数年前の知人に会った…


杏里に偏屈つけてくる様な相手だったので、余りいい気はしなかったが、少し立ち話をしていた…

杏里よりも5才程年上の彼、誠は杏里に言った…

「綺麗になったね…」

いつも、いつも悪口ばかり言われ続けてた誠にそんな事を言われて、なんか、大袈裟かもしれないが自分自身が認められてる気がして悪い気は一切しなかった…

あれだけ嫌いだった誠に杏里は少しずつ興味を持ち始めた…

連絡先を交換して、頻繁に連絡をとるようにもなった…

たまたま予定の空いてた日に誠に食事に誘われたので、会う約束をした…

なんだか、また誉めてほしくて、似合う服を探し歩き、自分なりのとびきりのお洒落で誠に会う事にした…。

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