それぞれの一週間【完】



 side:波瑠


はーい最近妹の海美に顔合わす度に溜め息吐かれるけどめげずに頑張るシスコン兄貴こと波瑠くんでーす。ごめん遊びました。


――…今は仕事の昼休憩の時間。コンビニ弁当のおかずを口に運びながら、左手には自分の携帯。

着信音が鳴り、二つ折りのそれを再び開く。メール受信1件、差出人は愛菜だ。


さっき、俺が送ったメールへの返信である。



俺が送った内容は

――――――――――

疲れた。大人って疲れる。仕事イヤー。

――――――――――


と。何とも意味不明っつか情けない文面。そのメールに対する愛菜からの返信をいそいそと開く。


――――――――――

当たり前でしょ。
頑張れ。

今日、行く。

――――――――――


ガタンッ…!と俺の立ち上がる勢いが良すぎて、パイプ椅子が大きな音をたて倒れた。



「うるせーぞ波瑠ぅ!」

「静かにしろよ。」


初めのが先輩の渚さん。静かに怒ったのが中学からの同僚、皐月だ。

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