俺達にはオーナーがいる
理由の分からない冴は立の言葉に大きく動揺

「殺?!…ヤダ!まだ死にたくない!!」

と、力いっぱい抵抗する。

まだ冴は、3階に上がった事がない。
一度連が上がったのを見たことがあっただけで、2人が嫌がる理由が分からない。

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あの日は、すぐに家を出て学校に行ったから…
でも、帰って来てから2日くらい、連くんが湿布臭かった様な気もする…
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「…じっじゃぁ、じゃんけんで決めよ?」

「そっそうだ!それなら公平だ!」

立の言い出しの直ぐにのる連が怪しいが、2人がこんなに嫌がるにはそれなりの理由があるのだと確信する冴は、もちろん自分も行きたくないと思い承諾する。



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