【完】好きじゃないもん!

帰宅



あの後、放心状態でどう帰ってきたか分からない。

台所から聞こえるお母さんの声。


「ん~。で?どうだったの?」

「だーかーらー。すっごいかっこよかったんだって。」


お母さんに今日のことを聞かれています・・・。



「は?何が?お母さんが聞いてるのは学校のことよ。」


「えっ?・・・・んあー!」


わたしったら、あの子のことかと思って・・・。

そう考えると顔が熱くなった。



お母さんがニヤニヤしながら私のことを見てきた。


「誰か、いい人がいたようね。」


おかあさーん!!


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