奇怪な面々が『だるまさんが転んだ』をやりました
「待て!タイムタイムタイムタイム!」

血相変えて龍太郎が叫ぶ!

「アリスカてめぇ!何狙撃してんだ!殺す気か!」

「何がよ」

何食わぬ顔をしてアリスカが言う。

「間合いなんか詰めなくても、遠距離から狙撃すれば仕留められるじゃない」

「いや違うから!そういう戦略を競うゲームじゃねぇから!」

龍太郎が全速力で首を横に振る。

「大丈夫よ。大事な部位や臓器は外してあげる。弾が貫通すれば大事には至らないわ」

「てかマジ当てる気か!普通実弾使うとか有り得ねぇし!」

「何だぁ…近接戦闘ルールなのね…あらかじめ言ってよ…」

渋々ドラグノフを片付けるアリスカ。

「戦闘でもねぇし…」

小夜に貰った絆創膏を頬の傷に貼りながら、龍太郎は青ざめた。

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