年上ヤクザ
私の初めては亮が良かったな…。
年は離れてるけど…いっつも優しくて、私を想ってくれてた。
ピンクに行ったのだって…私がいけないんだ。
今さらになって亮の優しさが伝わってくる。
亮が好きなのに…。
まだ闇から救ってもらってないよ…。
そうか…。
私に光は似合わない。
バイバイ、亮。
きっと貴方が最初で最後の私が愛した人です。
「意味は分かります。
でも…まだ待ってください。」
私は今日何度目かの頭を下げる。
組長はいいだろう。
と言って、私を部屋に案内するように裕也さんに言った。
ガチャ。
「ここがセレナちゃんの部屋。」
セレナちゃんか…。
「あの…一つ聞きたいことがあるんです。」
私は裕也さんに言った。