紅 猫



教室につくと毎回恒例の祐二のハグ。


「百々久しぶりー!」

「久しぶり。」

そう言って頭をクシャクシャ撫でてあげると
犬が尻尾を振ってる幻覚が見えたのは
間違いと思いたい。


だって流石に人間だしねぇ…?


「百々りん久々ー!ケラケラ」
「久しぶり玲。」


もうケラケラ笑うのはスルーの方向で。



< 101 / 145 >

この作品をシェア

pagetop