大好きなキミへ
偽りまいる
木下まいる、高校生。

「まいる、ご飯食べよ。」

「はーい。」

あたしは今日も、本当に好きじゃない友達とご飯を食べる。

『友達だよ』といってくれる子も。

『好きだよ』といってくれる子も。

ホントは何を考えているかわからない。

あたしのホントの中身を見てはくれない。


だからあたしには、信頼できる友達がいないんだ―――。

いつまで、こんなはっきりしない生活をすればいいんだろう・・・・・・。




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