レジェンドは夢のあとに【8/18完結】
「…いたっ」
何度目か知れない悲鳴を上げると、しょーごさんにちらっと睨まれた。
「なんだよ、さっきから」
「だって荷物が崩れてくるんですよ」
「それぐらい我慢しろよ雑用係」
なっ、なにおう!
言い返そうとしたけれど、その前に、目の前にすっと腕が伸びた。
肉付きのいい、綺麗な腕。
手首にはブレスレット。
…しょーごさんは二つほどカバンを取って、自分の横に引き寄せた。
「え…あっ! そんなことしちゃだめ! 大丈夫ですからっ」
慌てて取り返そうとしたら、手をぴしゃりと払われた。
「うるせぇな。ほっとけ」
軽くそう言って、耳のピアスを付け替える。
またトクン…と胸が鳴る。