レジェンドは夢のあとに【8/18完結】
「こんにちはっ!」
ドアから零れる、爽やかな匂い。
しょーごさんともケイくんとも違う、はきはきとした声が飛び込んできた。
しょーごさんがまた眉をひそめて、整った顔立ちがちょっと崩れる。
この人、不機嫌な顔すると本当にガラが悪く見える。
茶髪にピアスだからか。
対して、入ってきた男の子はとても明るく爽やかなタイプの美青年だった。
にこにこしてる。
短くて少しツンツンとした明るい茶髪に、くりんとした大きな目。とても愛嬌がある。
背はしょーごさんよりだいぶ低くて、ケイくんよりも更にちょっと低い。
プロフィールで見たよりも実物のほうが遥かに華奢だった。
「チア、お前が紹介しろや」
「はい!?」
入ってきた美青年に見とれていると、林田さんがあごであたしを示しながら言った。
なんてガラの悪い。
っていうか、
「あたしが紹介!?」
「お前が選んだんだろう、早くしろ」
林田さんにかわって、しょーごさんがヤンキー面のまま急き立てた。
「あ、あの…」
おろおろする美青年の横に仕方なく歩み寄る。