勇者がいた33日間(お休み)



「みんなも誓約書書いてね。」



安藤君は教室の中をゆっくりと見回しながら、笑って言った。

安藤君の笑顔は無邪気なものだった。



「教卓の上に置いてるから
書いたら随時俺のとこに。」



みんな一斉に立ち上がり、教卓から誓約書を取った。

教卓の周りはすごい人だかり。

我先にと言わんばかりに、人を押し避けながら取っていく。

そして、みんな素直に書いて、安藤君に渡した。



「…32、33、34、35。
後は、君たち二人と…」



安藤君は、まだ床に座ったままの沢君と長谷川君を見る。

沢君と長谷川君は、安藤君と目を合わせなかった。





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